厳粛な空間2006年01月08日 08時28分

 静かな場所に身を置くと厳粛な気持ちになる。
 その中で感覚を研ぎ澄ましていくと、何とも言えない神聖な雰囲気に心身を委ねることができる。
 昨日書いた、バードウォッチングの時がそうだ。
 映画の撮影現場を見学させてもらった時もそれを感じた。
 透過型電子顕微鏡を操作する時もそうだ。原子レベルの小さな物を見る時は心静かな状態で精神を集中させて視覚を研ぎ澄まし、電圧軸、非点収差、フォーカスのわずかなズレも修正して最高の写真が撮れるようにしなければならない。この時に感じる電子顕微鏡室の神聖な雰囲気が好きだ。
 人は変だと言うが、試験監督として入学試験の会場に身を置くことも、私は好きだ。特に問題用紙と解答用紙を配り終わって、試験開始時刻となるまでの数分間が好きだ。受験生のこれからの人生を大きく左右するであろう試験の直前の厳粛な雰囲気の中に身を置くと、自分の心が浄化されるような感じがする。
 寺社の鎮守の森の静謐感も好きだ。
 そして礼拝堂の中の神聖な雰囲気も好きだ。
 映画『四日間の奇蹟』では全身でそれを感じることができた。
 きょうは礼拝の日だ。
 この厳粛な空間に身を委ねに行ってくる。

  http://www.tkchurch.com/

コメント

_ S.KOJIMA ― 2006年01月09日 13時03分

 昨日この記事を書いた時には、私の通う教会のHPへのリンクを付けることを考えていませんでしたが、教会HPの掲示板に藤本牧師の「今年はさらに多くの方々に、このサイトを知っていただきたいと思っています。」という書き込みを見て、昨日の書き込みにリンクを付け足しました。
 佐々部監督も藤本牧師も、これからの映画界、宗教界をリードする傑出した器だと思います。お二人に出会えたことに感謝します。
 教会HP掲示板のNo.110には藤本牧師の『四日間の奇蹟』の感想が載っています。
 また元旦礼拝の説教は音声ファイルで多くの方に是非聞いてみていただきたい。お時間のない方は「聖日説教」に置いてあるテキストファイルを是非読んでみていただきたいと思います。
 http://www.tkchurch.com/

_ 田中保子 ― 2006年01月11日 17時20分

韓国に関心をお持ちで、剣道、それに尺八をたしなまれ、いつも教会では、アイコンタクトで(?)いえ、別にただの挨拶でしょうが、素敵な方だなという予感はしていました。「チルソク」は、昨年DVDを見て、同じ感動を受け、映画のシーンが胸に焼き付いています。
ブログ開設を知らされ、以来、お気に入りに入れて、毎日訪れておりますが、うーんと唸ってしまう程のできばえですね。私には、ここに書き込めるだけのものを持っていなく、ただ読んで学ばせていただいているだけの者ですが、とてもよく整理された、小島さんの頭、いや、心も魂も見るようで、いつも励まされます。これからも毎日楽しみです。感謝して。

_ S.KOJIMA ― 2006年01月11日 23時07分

田中保子さま
 拙文を読んでくださり、ありがとうございます。
 このブログを始めてみて、次は何を書こうかと考えることで随分と頭が活性化される効果があることが分かったので、できる限り続けていくようにしたいと思っているところです。今後ともよろしくお願いいたします。

_ 塩見治子 ― 2006年01月13日 17時54分

はじめまして、横浜白山道教会の教会員です。そして、敬愛する田中保子姉の友人です。姉妹からブログアドレスを教えていただきました。このようなすてきなブログを拝読させていただき、感謝です。私もブログといえるかどうか微妙ですが、 たまに更新するブログを開いています。今回発奮して、近々更新したいなあと思っています。更なる良き発信手を継続なられますように。
また、保子姉のコメントも姉妹らしい品のある感想であることを思いました。また、アクセスしてよろしいでしょうか。感謝を持って。シャローム

_ S.KOJIMA ― 2006年01月14日 09時52分

塩見治子さま
 はじめまして。読んでくださり、ありがとうございます。ここではいろいろな事を書いていきたいと思っていますが、日曜日にはできるだけ信仰のことを書いてみたいと思っています。また、いらしてください。

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