人の気配2006年12月03日 08時43分

 『武士の一分』でキムタクが演じる三村新之丞は、何によって人の気配を感じていたのかを思っていた時、ふと『カーテンコール」で香織が城下町長府の川沿いを夜一人で歩くシーンを思い出した。音響の良い劇場でなければなかなか聞こえてこないが、このとき香織の足運びに応じて衣ズレの音がしている。この微かな音が、金田くんが妻子と幸せそうにしているところを見てしまい、少し寂しい気分で香織が一人歩くこのシーンの情感を一段と高めているように感じたものだ。
 三村新之丞ももしかしたら衣ズレの音を聞いていたのかもしれない。
 話は飛ぶが、いつも両耳にイヤホンやヘッドホンを付けてウォークマンやiPodからの音楽を聞いていないと不安にかられる人は、『武士の一分』の良さが分からないかもしれないな、と思った。私などは電車の中で両耳にイヤホンをして周囲からの人の気配を自ら消してしまうことのほうが、不安で仕方なく、せいぜいが片耳にイヤホンをしてラジオのハングル講座を聞く程度だ。最近はそれもやらなくなってしまったが。
 すぐ身近に人がいるのに、その人の気配を感じることができない状況は私にとっては恐怖だ。

コメント

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_ フジテレビのドラマ@情報室 - 2006年12月09日 14時24分

”キムタク”を含む記事にTBさせていただいております。ご迷惑でしたら削除してくださいませm(_ _)m。
キムタクのドラマは大体見てきてますが、この『HERO』はダントツに面白かったですね。キムタク演じる久利生(くりゅう)検事のキャラは、『踊る大捜査線』の青島刑事(織田裕二)がモデルになってるとか。確かにキャラ的に被(かぶ)るところはあるけれども、やはりSMAP・木村拓哉の人気は強いでしょう。