『武士の一分』2006年12月02日 20時45分

 きのうの夕方は新宿で『ありがとう』を、きょうの夕方は川崎で『武士の一分』を見た。どちらも良い映画だった。特に『武士の一分』は私にとっては満点の5点で、私がこれまで見た山田洋次監督の映画、すなわち『たそがれ清兵衛』、『隠し剣鬼の爪』はもちろん、『男はつらいよ』シリーズや『学校』シリーズ等々を含めて、これまでのNo.1のように、今思っている。この映画は2回、3回と見なければならない。もしかして、佐々部監督の映画や『ニライカナイからの手紙』を越えて私にとっての邦画No.1になってしまうかもしれないとまで思っている。結論を出すのは2回目、3回目を見てからにしようと思うが。
 何がそんなに良かったのか。私の性分、私の憧れにぴったりとはまったということだろうか。まず、剣を交えたときに味わう神妙なる思いが底流にあるように思う。そして生き方に対する基本姿勢、対人関係の基本姿勢、等々。憧れではあるが、そうはならない、そうはなれないことに対する寂しさも感じる。
 きょうはこれぐらいにしておきます。この映画を2回、3回と見た後で、また再び書いてみたいと思います。