『SPACE BATTLESHIP ヤマト』2011年01月03日 11時43分

 テレビアニメの『宇宙戦艦ヤマト』に夢中になっていた私としては、実写版のこの『ヤマト』は評判が良かろうが悪かろうが必ず見なければならないと思っていました。

 見てガッカリすることも覚悟の上で見に行ったわけですが、思いのほか面白く、大満足でした。それで、シネコンのように客の入れ替えを厳密にチェックするような映画館ではなかったので、2回続けて見てしまいました ^^

 この映画は大スクリーンで見ればこその映画で、小さな画面で見たら面白さは半減どころか1/10ぐらいになってしまうだろうと思いました。ヤマトの映像は迫力があってワクワクしました。私は佐々部監督の『チルソクの夏』でも、一番好きなシーンと言えば、安クンが乗った大型フェリーが下関の埠頭を離岸していく場面です。この大型フェリーの場面の醍醐味は大きなスクリーンでなければ絶対に味わえません。同様に、『ヤマト』の迫力も映画館でなければ絶対に味わえないだろうと思いました。

 キムタク扮する古代進の最後の選択にも違和感はありませんでした。これは、前回の『最後の忠臣蔵』の感想にも書いたことですが、数年前までの私だったら、自分とは全く掛け離れた世界として違和感を感じていたかもしれません。しかし、いまやイエス・キリストのしもべとなった私には、古代進のような選択肢も当然あり得ると思えるようになっています。『ヤマト』の古代進と『忠臣蔵』の孫左衛門とでは状況が全然違うと思う人もいるかもしれませんが、私にとっては両者は同じです。

 そういう意味で、『最後の忠臣蔵』と『ヤマト』の2本は、自分の心境の変化を確認できた、貴重な映画だったと言えると思っています。

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