一粒のタイル

　加羽沢美濃さんのミニコンサート（特別ゲスト・佐々部監督）の招待券を銀座の山野楽器にもらいに行った後で教文館に寄った。４階のCD・DVDのコーナーを見ていたら、表紙の上半分は美しい女性、下半分は重度のヤケドによるケロイド状の顔をした女性が写っているDVDが目に留まった。上の女性と下の女性は同一人物らしい。イ・チソンさんという韓国人の女性で、マスコミでも取り上げられた有名な女性らしかったが、私は知らなかった。ケロイドと言えば今の私はすぐに広島の被爆者を連想する。日頃、「広島、広島」と言っている私は、このDVDを買って見る義務があると感じ、買った。彼女の著書の『チソン、愛しているよ。』と『きょうも幸せです。』も買った。
　これほどの火傷を負い、苦しみに苦しんだ後で今は「きょうも幸せ」と感じ、DVDの中のインタビューで「昔の自分に戻れるとしても、戻りたいとは思わない」と言うまでに前向きに生きる力を彼女に与えた信仰の力は本当に驚くばかりだ。
　このDVDの宣伝ページ
http://www.wlpm.or.jp/life_st/title/jison/index.htm
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