笠智衆さん2013年01月28日 21時06分

 山田洋次監督の『東京家族』を観て来ました。

 観ている間も、観終わった後も、なぜか笠智衆さんのことばかりが思い出されます。『東京物語』だけでなく、『男はつらいよ』の御前様のことなども思い出されます。

 橋爪功さんも、すごく良い俳優さんだと思うのですが、笠智衆さんと比べてしまうと、ちょっと及ばないような気がしています。

 笠智衆さんて、何故あんなに存在感があったんでしょうね。演技はそれほどでもないと思うのですが、何であんなに深さを感じるのでしょうか。

コメント

_ イルカのおかげ ― 2013年01月29日 20時25分

朝、8:15頃から5分ほど文化放送で「みんなの寅さん」と言う番組をやっています。『男はつらいよ』に出演された方々のインタビューとか有るのですが、米倉斉加年さんがゲストの時山田監督は笠さんのことを「松の木」と言っていたと代弁されていました。
役者は子役に食われる。子役は動物に食われる。動物は自然に食われる。そこに笠さんはいるそうです。
また、その話を宇野重吉さんにしたら「笠さんと共演したら損をするから一緒に出ない。」と言ったそうです。
凄いですね。

_ S.KOJIMA ― 2013年01月30日 08時35分

イルカのおかげさま
 ほ~、松の木ですか。なるほどですね。造園業のイルカのおかげさんが言うと、何やら一段と意味深ですね ^^
 笠さんは、何も話さなくても、ただそこに存在するだけで、良い味を出していましたからね。一方、橋爪功さんは、『東京家族』ではラスト近くで蒼井優さんを相手に雄弁に話している時が一番橋爪さんらしかったと私は思いました。

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