大事なのはピーク時の節電なのでは?2011年06月08日 07時55分

 国土交通省が管理する国道は節電のため点灯する街灯の数を震災後に大幅に減らし、国道沿いは今でも暗いのだそうです。そのため、自転車通勤の人たちが危険にさらされているのだと、今朝のNHKニュースで報じられていました。

 節電対策で重要なのはピーク時の使用電力をいかに抑えるかでしょうから、6月の今も夜道を暗いままにしておくのは、おかしいと思います。

 震災直後の3月は暖房による電力使用が夜間に増えたので街灯を消灯することは節電対策として有効だったでしょう。しかし、これからの時期は夜間の暖房ではなく、昼間の冷房による電力使用を抑えることが重要なのですから、歩行者や自転車利用者を危険にさらしてまで夜間の節電を続ける必要はないのではないでしょうか。
 
 何でこんなことになるのでしょうか?

 国家公務員になった人たちの多くは暗記力で競争を勝ち抜いてきた人たちだから応用力が無いのではないか、とまで勘繰りたくなります。

 秋以降、また暖房シーズンになったら考え直さなければならないかもしれませんが、その時はその時の電力事情に合わせて対策を考えれば良いのではないでしょうか。暗さが原因の交通事故が起きないよう、硬直した対応ではなく、ぜひ柔軟な対応をお願いしたく思います。

【追記1】(6/8)
 ブログで言いっ放しなのも無責任な気がしたので、国土交通省のHPから意見を記名入りで投稿しておきました。

【追記2】(6/9)
 きのうの午後に国土交通省に送信した意見に対する返事が、きょうの午後に、もう来ました。型通りの定型文ではなく、ちゃんとした返事だったので、意外でした。きっと同様の意見が多数あったのだと思いますが、それにしても、翌日すぐに型通りではない返事が来るとは、お役所もけっこう気を遣っているのですね。(ただし、国会答弁みたいな今一つすっきりしない回答ではありましたが・・・)

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