あなたがたの心を引き裂け2011年06月18日 11時17分

 毎週木曜夜の教会の祈祷会で、20分ぐらいの短い説教をしています。そして、その短い説教をさらに短くまとめたメモを日曜礼拝の時に配る週報に掲載しています。
 今週から、できるだけ祈祷会メモをこちらにも掲載します。
 よろしくお願いします。


6月16日祈祷会メモ

『あなたがたの心を引き裂け』
【ヨエル2:12~14】

 聖書中の人物は激しい怒り・悲しみ・嘆きを、着物を引き裂くことで表した。しかし民に悔い改めを迫った主は、ヨエルを通じて言った。

「あなたがたの着物ではなく、あなたがたの心を引き裂け」(2:13)

 着物ではなく心を引き裂けとはどういうことか、次の3点で考えよう。

①人を意識したパフォーマンスであってはならない(マタイ6章)
 イエス・キリストは山上の説教で、善行も祈りも断食も目立つ場所でしてはならないと話した。悔い改める場合も同様であろう。

②激しい感情を外にではなく、神に向ける
 感情を外に発散するばかりでは信仰が育たない。神に委ねよう。

③心の貧しい者は幸いである(マタイ5:3)
 着物を引き裂くと貧しい身なりになり、心を引き裂くと心が貧しい状態、つまり神以外に頼るものがない幸いな状態になるのである。