『チルソクの夏』との出会い ― 2006年04月25日 08時01分
まず、お知らせです。
5月20日（土）午後9:00～10:55
NHK-BS2の衛星映画劇場で『チルソクの夏』が放映されます！ v(^^)v
（以下、4/18と4/23の文章の続きです）
イラクで拉致された高遠さん達が無事に解放された時は本当にうれしかった。喜びのメールが仲間の間で飛び交い、皆で無事を祝った。しかし、その喜びの時は長くは続かなかった。解放された高遠さん達に対するバッシングが始まったのだ。ボロボロになって帰国した高遠さんたちに向かって罵声を浴びせる人たちの姿をニュースで見て、私は暗澹たる気持ちになった。拉致されて死の恐怖の中をくぐり抜けて来た人たちを優しくいたわることが何故できないのか？私は留学生教育に携わっており、多くの外国人に日本に来てもらいたいと思っているが、外国で大変な目に遭った自国民を温かく迎えるどころか非難をもって迎える日本という国が国際社会で尊敬されることは決して無いだろうと思い、暗い気持ちになった。それまで留学生を日本に迎える仕事に誇りと喜びを感じていたが、ひどく虚しい気持ちになった。
『チルソクの夏』という映画に出会ったのは、そんな頃だった。高校生のピュアな心に癒される思いがした。イラクの事件でバッシングをする人々を軽蔑していた私だが、映画の中で朝鮮人を差別する大人を見て、自分も初めて韓国を訪れるまではそのような偏見を少し持っていたことを思い出さされ、ドキッとした。しかし、そんな不浄な心を浄化してくれる不思議な力を持った映画だと思った。
5月20日（土）午後9:00～10:55
NHK-BS2の衛星映画劇場で『チルソクの夏』が放映されます！ v(^^)v
（以下、4/18と4/23の文章の続きです）
イラクで拉致された高遠さん達が無事に解放された時は本当にうれしかった。喜びのメールが仲間の間で飛び交い、皆で無事を祝った。しかし、その喜びの時は長くは続かなかった。解放された高遠さん達に対するバッシングが始まったのだ。ボロボロになって帰国した高遠さんたちに向かって罵声を浴びせる人たちの姿をニュースで見て、私は暗澹たる気持ちになった。拉致されて死の恐怖の中をくぐり抜けて来た人たちを優しくいたわることが何故できないのか？私は留学生教育に携わっており、多くの外国人に日本に来てもらいたいと思っているが、外国で大変な目に遭った自国民を温かく迎えるどころか非難をもって迎える日本という国が国際社会で尊敬されることは決して無いだろうと思い、暗い気持ちになった。それまで留学生を日本に迎える仕事に誇りと喜びを感じていたが、ひどく虚しい気持ちになった。
『チルソクの夏』という映画に出会ったのは、そんな頃だった。高校生のピュアな心に癒される思いがした。イラクの事件でバッシングをする人々を軽蔑していた私だが、映画の中で朝鮮人を差別する大人を見て、自分も初めて韓国を訪れるまではそのような偏見を少し持っていたことを思い出さされ、ドキッとした。しかし、そんな不浄な心を浄化してくれる不思議な力を持った映画だと思った。
コメント
_ 田中保子 ― 2006年04月26日 19時08分
_ S.KOJIMA ― 2006年04月29日 09時49分
田中保子さま
コメントありがとうございました。祈りと行動の両立の問題は奥が深くて難しいですね。祈りをもって行動を始め、祈りをもって終わり、また自らの祈りだけでなく、背後で自分のために祈ってくれている人の存在を意識して感謝することが大切なんでしょうね。
私が高遠さんたちのことで連日集会に参加していたとき、牧師先生がメーリングリストに以下の言葉を寄せてくださいました。
「祈りなき行動は肉的ですが、行動なき祈りは無責任です。私たち皆が、行動に一様に出なければならないときも、また今回のようにKOJIMAさんを支え、KOJIMAさんとともに祈ることで、行動に参加している場合もあります。」
今これを読むと背後で祈ってくださっていた方々を感謝に思いますが、当時は一人でも多くの人に集会に参加してほしいと思っていましたので、祈りだけでは不満に思い、感謝の念があまり湧いてきませんでした。集会に集まった人々の国際ニュース映像が人質救出のためにイラクの人々を動かす重要な要素になっていたからです。行動に没頭しているとこのように感謝の気持ちを忘れてしまうのですね。冷静になる意味でも祈りとの両立の重要性を思います。
連帯に関しては、これも先生から教わったことですが「平和を実現するキリスト者ネット」があります。
コメントありがとうございました。祈りと行動の両立の問題は奥が深くて難しいですね。祈りをもって行動を始め、祈りをもって終わり、また自らの祈りだけでなく、背後で自分のために祈ってくれている人の存在を意識して感謝することが大切なんでしょうね。
私が高遠さんたちのことで連日集会に参加していたとき、牧師先生がメーリングリストに以下の言葉を寄せてくださいました。
「祈りなき行動は肉的ですが、行動なき祈りは無責任です。私たち皆が、行動に一様に出なければならないときも、また今回のようにKOJIMAさんを支え、KOJIMAさんとともに祈ることで、行動に参加している場合もあります。」
今これを読むと背後で祈ってくださっていた方々を感謝に思いますが、当時は一人でも多くの人に集会に参加してほしいと思っていましたので、祈りだけでは不満に思い、感謝の念があまり湧いてきませんでした。集会に集まった人々の国際ニュース映像が人質救出のためにイラクの人々を動かす重要な要素になっていたからです。行動に没頭しているとこのように感謝の気持ちを忘れてしまうのですね。冷静になる意味でも祈りとの両立の重要性を思います。
連帯に関しては、これも先生から教わったことですが「平和を実現するキリスト者ネット」があります。
_ ｐｏｋｏ ― 2006年05月03日 20時55分
『チルソクの夏』のＯＡ今からとても楽しみですね！！
その前に、★５月１７日 『イル・マーレ』もＢＳ２でＯＡされるんですね。
私まだ観ていないので、今から楽しみです。
S.KOJIMAさんのお勧め映画のひとつですよね！
切ないラブストーリーと聞いています。わくわく。
その前に、★５月１７日 『イル・マーレ』もＢＳ２でＯＡされるんですね。
私まだ観ていないので、今から楽しみです。
S.KOJIMAさんのお勧め映画のひとつですよね！
切ないラブストーリーと聞いています。わくわく。
_ S.KOJIMA ― 2006年05月04日 00時34分
pokoさま
情報ありがとうございました。
pokoさんの書き込みを見てNHKのHPを見てみたら、5月は、『イルマーレ』の他にも『エンジェル・スノー』、『純愛譜』、『春の日は過ぎゆく』等、けっこう韓国映画がたくさん放映されるんですね。この中では『イルマーレ』が断然おすすめだと思います。韓国映画の中での私のNo.1は『八月のクリスマス』が別格としてあり、あと2位集団は甲乙つけがたく『イルマーレ』、『ラストプレゼント』、『ラブストーリー』、『JSA』等、いくつかあります。『春の日は過ぎゆく』は『八月のクリスマス』と同じホ・ジノ監督作品で嫌いではないのですが、イ・ヨンエの冷たさが、映画の中のフィクションと分かってはいても、どうしても好きになれません。
『イルマーレ』でイ・ジョンジェが空中を飛ぶシーンの背後の「小島」をお見逃しなく！
情報ありがとうございました。
pokoさんの書き込みを見てNHKのHPを見てみたら、5月は、『イルマーレ』の他にも『エンジェル・スノー』、『純愛譜』、『春の日は過ぎゆく』等、けっこう韓国映画がたくさん放映されるんですね。この中では『イルマーレ』が断然おすすめだと思います。韓国映画の中での私のNo.1は『八月のクリスマス』が別格としてあり、あと2位集団は甲乙つけがたく『イルマーレ』、『ラストプレゼント』、『ラブストーリー』、『JSA』等、いくつかあります。『春の日は過ぎゆく』は『八月のクリスマス』と同じホ・ジノ監督作品で嫌いではないのですが、イ・ヨンエの冷たさが、映画の中のフィクションと分かってはいても、どうしても好きになれません。
『イルマーレ』でイ・ジョンジェが空中を飛ぶシーンの背後の「小島」をお見逃しなく！
_ 白線ながし ― 2006年05月10日 23時55分
私はＢＳは見られる環境にないんですが、今月結構いい映画をやるんですね。
昨日ＣＳの韓タメＤＸという番組で、「エンジェルスノー」と「春の日は過ぎてゆく」を特集しており、ちょっと興味があります。
#ちなみに私の韓国映画ナンバー1は「ラブストーリー」です。
この映画でソン・イェジンにやられました。
昨日ＣＳの韓タメＤＸという番組で、「エンジェルスノー」と「春の日は過ぎてゆく」を特集しており、ちょっと興味があります。
#ちなみに私の韓国映画ナンバー1は「ラブストーリー」です。
この映画でソン・イェジンにやられました。
_ S.KOJIMA ― 2006年05月12日 00時00分
白線ながしさま
『ラブストーリー』の公開時期は『チルソクの夏』の東京公開時とちょうどオーバーラップしていたんですよね。大森の『ラブストーリー』の楽日と新宿の『チルソクの夏』の楽日が同じだったのです。私は『ラブストーリー』に行こうと思っていたのですが、午前で終わってしまったことが分かって、少し前に1回見た『チルソクの夏』をもう1回見ようと新宿に行って佐々部監督にお会いしたのでした。それが全ての始まりでした。その時、佐々部監督にサインをいただかなかったら、自分の職場で『チルソクの夏』の上映会を開こうと思うほど気持ちが盛り上がることは決してなかったと思います。
『ラブストーリー』の公開時期は『チルソクの夏』の東京公開時とちょうどオーバーラップしていたんですよね。大森の『ラブストーリー』の楽日と新宿の『チルソクの夏』の楽日が同じだったのです。私は『ラブストーリー』に行こうと思っていたのですが、午前で終わってしまったことが分かって、少し前に1回見た『チルソクの夏』をもう1回見ようと新宿に行って佐々部監督にお会いしたのでした。それが全ての始まりでした。その時、佐々部監督にサインをいただかなかったら、自分の職場で『チルソクの夏』の上映会を開こうと思うほど気持ちが盛り上がることは決してなかったと思います。
それと、夫と１８日のブログのこと、話していたときのこと、（夫はあまり読んでおりませんが）「行動にはその前に祈りが必要」と言いたかったのに、夫からは、「祈るだけでは、物事は解決しない」と信者らしからぬ反応。クリスチャンは祈っていれば充分と思うところに堕落があると、愛によって働く信仰、つまり行いがないのでは、聖霊を悲しませているだけだとか、もっと、バックアップする教会の組織力とか、キリストに繋がる人びとの連帯感とかが、必要だとか力説されました。
それはアーメンなのですが、神のみわざは、人間がどのように応答するかでその効果が大きく違ってくるということを、聞いたことを思い出しました。
その意味ですべてのクリスチャンが、平和のために祈らない日があるとすれば罪だと自覚して、何らかの平和を目指す行いを始められれば、それが世の中への証しになるのではないかと思いました。
とりあえずは、とても簡単ですが、私はお勧めの本や映画を見て考える事にします。だから小島さんには感謝してます。