『チルソクの夏』2006年04月09日 14時13分

 杉並区のセシオン杉並で『チルソクの夏』を見た。
 この映画は何回見ても良い。これからも見続けるだろう。
 私が一番好きなシーンはフェリーが釜山へ向けて離岸して行く場面だ。この大型フェリーがゆっくりと動き出す時の迫力感は劇場のスクリーンでなければ味わうことができない。笑顔で手を振る人たちの中で一人だけ寂しげな安君の表情が周囲と好対照で何とも言えない。懸命に走る郁子の息づかいも切なさを増幅させてくれる。
 この映画が撮影されてから早くも4年になろうとしている。4人娘も成長した。時がさらに流れて4人娘が40代になった時、4人はこの映画をどのような思いで見るだろうかと、ふと思った。それまで下関での七夕上映会が続いてほしい。