『笑顔 ~15年目の嘘~』2009年12月14日 06時36分

 クリスマス行事で忙しくしています。

 一昨日の土曜日は青葉台駅前でクリスマス・キャロルの合唱を行いました。昨日の午後は深川教会のすぐ近くのティアラ江東で教会主催のクリスマスコンサートがありました。ヴァイオリンとピアノによる素晴らしいコンサートでした。このコンサートについては、是非また改めて書けたらと思っています。

 さて、落ち着いて2時間ドラマの『笑顔 ~15年目の嘘~』を見る時間がなかなか取れなかったのですが、昨晩、深川教会から戻ってから、ようやく録画しておいたビデオを見ることができました。いろいろと思い巡らしの材料をいただけた良いドラマだと思いました。

 昨晩から今朝に掛けて思い巡らしたのは「道化師がなぜ人の心を癒すことができるのか」、ということでした。

 ドラマでは主人公の石黒賢さんがたびたび道化師になって心に傷を持っている子どもたちの心を癒していました。

 「人に生きる勇気を与える」、ということで良く思い出すのはスポーツ選手のひたむきさです。しかし、スポーツ選手の頑張りよりも道化師の励ましの方が、遥かに心の奥深くに届いて行くようです。なぜでしょうか。

 それは、スポーツ選手は我々より上のレベルにあり、そこへの上昇志向を与えることで人に生きる勇気を与えてくれますが、道化師は我々のレベルまで降りて来てくれ、さらにもっと下のレベルにまで降りて、下から私たちを支えてくれるからではないでしょうか。

 家畜小屋で生まれ、十字架に掛けられたイエス・キリストもドン底から私たちを支えてくださっています。救い主イエス・キリストがこの世に来てくださることは、旧約聖書の時代から預言されていました。

「彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼への打ち傷によって、私たちはいやされた」
(旧約聖書・イザヤ書53章5節)