天から光を放つ、神を恐れぬ兵器2009年08月07日 08時14分

 8月4日~6日は「林間聖会」で箱根に滞在していて、ヒロシマについてゆっくりと思いを巡らすことができなかった。

 けさ、1日遅れでヒロシマについて考えている。

 東京大空襲でも10万人もの死者が出たとされている。B29を何百機も送りこみ、これでもかというぐらいに大量の焼夷弾を落とし続けた米軍の悪は途方も無く大きい。

 しかし、ヒロシマ・ナガサキに米軍が落とした原爆の悪は、通常爆弾や焼夷弾の悪を遥かにしのぐ極悪だ。

 それは何故か。

 これまで、私はうまく答えられなかった。核反応と化学反応の違いであり、たった一発で通常爆弾・焼夷弾の何十万発分もの被害を受けたこと、放射線の影響が長く残ることなどは、答えになっているようで、今一つなっていないように感じていた。

 しかし今朝、それが分かった気がする。

 爆弾を破裂させる『位置』、それが違うのだ。
 原爆は天上で破裂させ、通常爆弾は地上で破裂させる。

 ヒロシマの原爆は上空約600メートルで光を放った。

 天からの光は、神から与えられる大きな恵みのはずだ。

 その天の光を米軍は、ヒロシマ・ナガサキの人々を殺傷するために用いたのだ。

 神はご自身が創造した人を愛し、恵みの光を注いでくださっている。

 その、神が愛してやまない人々を、米軍は天からの光によって殺した。
 
 神を恐れぬ、この行為の罪は果てしも無く大きい。


☆イエスはまた彼らに語って言われた。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」
(ヨハネの福音書8章12節)

コメント

_ たなかやすこ ― 2009年08月08日 10時42分

KOJIMAさま

静岡から聖会にお集いになったのですね。お疲れ様でした。高津の神学生K兄が、市大に入院中の小林武男兄を見舞ってくれて、昨日は2度目でしたが、聖会から帰って来たばかりだと言っていました。KOJIMAさんのお証しもあったとか、お元気そうでお聞きして嬉しくなりました。

昨日は小林兄の大家さんの姉妹も一緒でしたが、「ああ、あの映画のチケットの方ね。」と覚えておられました。広島や原爆について、平和への祈りを込めて、一人一人が取り組めることは、それぞれの力に応じて、しかし神さまの目には小さなことですが、佐々部監督の映画も、そのチケットを売ってサポートした方のことも、すべてが、確かに神さまの祝福があることを感謝して、いっそう信じています。

今後、二度と愚かな戦争へと日本の国が巻き込まれることがありませんよう、切に祈っています。漫画家の方たちも戦争体験を漫画で証しして、反戦を訴えておられると、TVでやっていました。アンパンマンのやなせたかし先生も、そもそもアンパンマンの発想は、戦争中の飢えから来ているのだそうです。そして、国民が飢えさせられているような、(戦争に)正義などないとおっしゃっていました。つくづく同感です。

_ S.KOJIMA ― 2009年08月08日 11時34分

たなかさま
 いつも高津教会HPの掲示板に説教の内容を書いてくださり、ありがとうございます。早いもので、もう黙示録2,3章の7つの教会シリーズが終わってしまったのですね。次はどんなシリーズになるのか、楽しみです。
 箱根の林間聖会は、とても恵まれました。しかし、6日に帰ってその晩に祈祷会のメッセージを務めたり、昨日は週報への聖会報告の原稿作り、きょうは、明日の礼拝説教準備と、私もなんだかんだ忙しくさせていただいています。
 そんなこんなでヒロシマのことは書きましたが、『夕凪』のことを書くのをすっかり忘れていたことを、たなかさんのコメントで気付きました^^
 入院中の小林兄のためにお祈りしています。

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