金大中氏死去のニュースを聞きて思ふこと2009年08月18日 21時57分

日韓共同宣言
 -21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ-

1.金大中大韓民国大統領夫妻は、日本国国賓として1998年10月7日から10日まで日本を公式訪問した。金大中大統領は、滞在中、小渕恵三日本国内閣総理大臣との間で会談を行った。両首脳は、過去の両国の関係を総括し、現在の友好協力関係を再確認するとともに、未来のあるべき両国関係について意見を交換した。
 この会談の結果、両首脳は、1965年の国交正常化以来築かれてきた両国間の緊密な友好協力関係をより高い次元に発展させ、21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップを構築するとの共通の決意を宣言した。 (以下省略、外務省ホームページより)
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 1998年の金大中氏の訪日により、日韓両国の関係は劇的に改善したと思います。

 大学においては日韓共同理工系学部留学生事業が2000年より始まり、私も勤務先の大学で、この事業による韓国人留学生の受け入れと教育を担当するようになりました。

 この事業がきっかけで、私は韓国に大いなる興味を持つようになり、韓国映画をたくさんみたり、韓国人の友人ができたりし、韓国語も熱心に勉強するようになりました。

 聖書を読み、イエス・キリストを信じるようになったのも、韓国人の友人に勧められたことが、きっかけです。

 佐々部監督の映画『チルソクの夏』を知ったのも、ハングル講座の出演者の金相美さんのファンのサイトの掲示板によってです。

 そもそも『チルソクの夏』という映画も、日韓共同宣言による日韓関係の劇的改善がなければ、製作されなかった映画でしょう。

 1998年の日韓共同宣言が無ければ、今の私は全く異なる生活をしていたことは確実です。恐らく、暗闇の中を歩き続けていたことと思います。

 私のような者が、きっと多くいると思います。主が金大中氏を尊く用いてくださったことに感謝します。

日韓共同宣言(外務省ホームページ)
http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/kaidan/yojin/arc_98/k_sengen.html