静岡東映劇場、閉館2008年09月08日 14時10分

 佐々部監督の『三本木農業高校、馬術部』の公開を目前にして、「静岡東映劇場、12日に閉館」という何とも寂しい記事が静岡新聞に載っていました。私が『クライマーズ・ハイ』を見に行った時もガラガラでしたから、仕方がないのかなという気もしますが、もっと客を増やす工夫ができなかったのかな、という気もします。でも大会社の直営の劇場では、そういう工夫をすること自体が難しい構造になっているのでしょうね。いずれにしても、残念です。
 しかし、救いは静活がスクリーンを引き継いでくれるということ(新しい劇場名は「ZERO」だとか。下関のパクリ?)と、静活系のスクリーンのどこかで東映作品も上映してくれるということです。「ZERO」では単館系の作品も取り入れてくれるそうですので、それはそれで静岡の映画ファンにとっては、うれしい話です。
 静岡東映劇場が一粒の麦となって、静岡でも東京のように多彩な映画が見られるようになってほしいです。

「一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。」
(ヨハネの福音書12章24節)