『神を信じて何になるのか』2011年06月22日 23時48分


 6月10日増刷の本がやっと届いたので、ようやく読むことが出来ました。5月1日発行ということで、随分前から予約を受け付けていました。フィリップ・ヤンシーの本はどれも恵まれるので、当然予約したかったのですが、いつまで京都にいるのか、なかなかハッキリしなかったので、予約できませんでした。結局、5月3日に京都を離れることになったので、姫路に落ち着いたら注文することにしたのですが、5月に発売と同時に品切れになっちゃったのでした ^^;

 この本もまた、とても恵まれる本でした。特に「ゆるすこと」がテーマの章、アメリカの銃乱射事件や南アフリカのアパルトヘイトの被害者が加害者をゆるす、と話している個所は圧巻でした。イエス・キリストが内に住んでいなければ、できないことです。

 イエス・キリストの恵みをどうやったら人に伝えることができるのか、随分前から考えていますが、ごく最近になって、天の父の愛を伝えなければ、子のイエスの恵みも伝えられないだろうということに気付きました。

 「ゆるすこと」も、まず天の父の大きな愛により自分自身もゆるされていることを自覚することが前提となります。そして身代わりになったイエスの苦しみを理解するなら、自分も人をゆるさなければならないのですが、これは容易なことではないでしょう。しかし実際に、自分をひどい目に遭わせた加害者をゆるすことができる人たちが存在することは、本当に素晴らしいことです。これはイエス・キリストの愛だけではなく、天の父の大きな愛も分かっていなければできないことだと思います。

 天の父の大きな愛を私はまだまだ分かっていないようですが、分かっていないことが分かっただけでも良かったです。