『カーネーション』、良かったです2012年03月31日 20時32分

 毎日楽しみに観ていた『カーネーション』が終わってしまいました。テレビが無い横浜の寮にいる間も、ワンセグに録画して観ていました。3月以降も夏木マリさんが良い味を出していたと思いますし、音楽も良かったし、それに脚本が抜群に良かったと思いました。

 音楽は、『ALWAYS 三丁目の夕日』と全く同じ曲が使われていた場面もありましたが、私はALWAYSの音楽も好きですから、全く違和感を感じずに楽しめました。

 今日のラストシーンも、味がありました。

 説明抜きで老女が朝ドラを観ているシーンで終わりましたが、幼なじみの奈津と糸子との友情を思わせる良いシーンでした。番組の終盤で聖書の「受けるよりも与えるほうが幸いである」(新約聖書・使徒の働き20章35節)という言葉を糸子が気に入っているシーンがありましたが、まさに糸子は受けるよりも与えた人生を過ごし、そのことで逆に彼女自身も多くのものを受けた生涯であったと思わせるシーンでした。

 連続ドラマの場合、全体的には良くてもラストがイマイチということが、たまにありますが、『カーネーション』の場合は、最後まできっちりと楽しませてくれて、本当に良い作品だと思いました。(拍手)