『マッチポイント』2006年10月21日 00時38分

 今週は月曜の朝から金曜の晩まで、ずっと忙しかった。
 この忙しかった週の終わりに、レイトショーでも良いから映画を無性に見たくなった。それで今夜は以前からずっと気になっていた『マッチポイント』を恵比寿ガーデンシネマで見てきた。
 期待以上に楽しめた映画だった。「運」ということに関して宗教色をぎりぎりまで排除した信仰的に無色透明な映画だと思った。だから現実の世界そのままに信仰を持たない観客にはそのままに映り、信仰を持つ観客は背後に何かを感じたのではないかと思う。信仰心を持たない主人公が驚いた(ふりをした)時に"Jesus Christ"と言っていたのが何とも皮肉に感じた。この"Jesus Christ"が、単に驚いたときの日常的な言葉として使われたのか、ウディ・アレン監督が皮肉を込めてそう言わせたのかどうかは、よく分からない。いずれにしてもいろいろな事を考えさせられ、且つ色々と楽しめる映画だと思った。

『マッチポイント』HP
http://www.matchpoint-movie.com/pc/index.html

サムルノリ2006年10月21日 14時46分


 韓国の留学生がサムルノリの練習を始めた。『チルソクの夏』の関釜親善陸上競技大会の応援席で釜山の応援団がドンチャカやっている、あれだ。きょう練習を始めたばかりなのに、早くも調子の良いリズムを刻んでいる。小学校などでやったことがあるそうだ。
 まずは来週末にある学祭の韓国留学生会の模擬店の前で客寄せにドンチャカやることにしているそうだ。音量が凄いので、効果抜群でしょうね ^^

『地下鉄に乗って』2006年10月21日 23時09分

 きょうの夜、品川プリンスシネマで『地下鉄(メトロ)に乗って』を見た。今日から公開になった映画だ。一言で言うなら、後味の悪い映画だった。終盤の一歩手前までは楽しむことができたが、終盤の展開は、あのようになって欲しくなかった。帰り道、JR品川駅のKIOSKでこの映画の原作の文庫本を買い、原作にほぼ忠実な終盤であることが分かったが、このような展開になる映画は見たくはなく、映画化して欲しくはなかったと思った。
 でも終盤を除けばとても良い映画だと思った。最初にタイムスリップした場面でチンドン屋さんが「いつでも夢を」演奏していたのが良かった。昨秋、『カーテンコール』の全国公開時に、チンドン屋さんがこの映画の宣伝をし、「いつでも夢を」も演奏していたことをちょっと懐かしく想いだした。