良い○○とは2008年11月20日 16時03分

 先週の土曜日に放送されたドラマ『告知せず』で主演の渡哲也さんが勤務先の大学での講義の最後に昔話をする場面があります。
 昔、ある人に「いい医者になってください」と言われたので、「いい医者とはどんな医者ですか?」と聞き返したら、「患者の気持ちに寄り添える医者」と、その人は答えたそうです。ドラマの最後の方で、その「ある人」とは実は亡くなった奥さんだという種明かしがなされますが、このことは、すべての職業に当てはまることだろうと思います。
 信徒の気持ちに寄り添える牧師、生徒の気持ちに寄り添える教師、客の気持ちに寄り添える店主、ユーザーの気持ちに寄り添えるメーカー、国民の気持ちに寄り添える政治家、などなどです。
 では、なぜ「△△の気持ちに寄り添える○○」が「良い○○」なのでしょうか?それは、イエス・キリストが弱い立場の人の気持ちに寄り添っておられた方だからです。善悪の判断は我々に対して絶対的な権威を持つものを基準にしてなされます。戦前の日本であれば、天皇陛下のためになることが良いこと、その前の江戸時代であれば、お家のためになることが良いことで、お家のためにならないことは、悪いことでした。お家のためになることなら殺人も良いことでした。
 絶対君主がいない現代の日本においては、神の存在を信じていない人でも、実は知らず知らずのうちに創造主であられる神が我々に示した基準の下に善悪の判断をしているのです。有名なモーセの十戒がそうであり、イエス・キリストの教えがそうなのです。だから、イエス・キリストがご自身の行動で示した、弱い立場の人に寄り添うことが良いことなのです。
 そこに何が書いてあるのか知ろうが知るまいが、聖書は我々の善悪の判断の基準になっています。教会の礼拝では、説教を通じて聖書に何が書かれているかを易しく説明してくれます。
 日曜日には是非、もっともっと多くの方々に、教会に集っていただきたく思います。

コメント

_ 櫛崎満珠 ― 2008年11月21日 02時07分

確かにお医者さんと牧師さん(聖職者)の仕事は似ていると思いますね。

貴方も良い○○になってください!

_ S.KOJIMA ― 2008年11月22日 20時07分

櫛崎満珠さま
 いつも読んでくださり、ありがとうございます。
 教会ではクリスマスの準備が始まっています。
 今年のクリスマスには、是非、イエス・キリストがどのようなお方なのかに思いを馳せてみてください ^^

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