神の力2015年03月06日 05時30分


 佐々部清監督がfacebookで絶賛していた映画『さいはてにて〜やさしい香りと待ちながら〜』を柿田川のシネプラザサントムーンで観て来ました。
 信仰の話は一切出て来ないのに、極めて信仰的な映画だと思いました。ヒロインは海辺の珈琲店主・吉田岬役の永作博美さんと、珈琲店の向かいにある民宿に住む子連れのシングルマザー・山崎絵里子役の佐々木希さんです。この佐々木さんが演じる絵里子の目に映る視界の変化が印象的な、「海の力」を感じる映画だと思いました。そして帰宅してから、この映画について思いを巡らしていて、信仰の歩みとよく一致することに気付きました。
 シングルマザーの絵里子は海のすぐ近くに住んでいるのに、はじめのうち彼女の視界に海はほとんど入って来ません。しかし、珈琲店主の岬との交流が始まってから海に一歩近づき、海が目に入るようになり、次第に彼女の心を変えて行きます。「海の力」が彼女を変えて行きました。この「海の力」を信仰の世界では「神の力」と言います。
 教会の皆さんにもお勧めの映画だと思いました。そんなに長くは上映しないと思いますので、お早めにどうぞ。
http://www.saihatenite.com/