私たちの心の中2012年09月24日 08時28分



 先週末に東北の津波の被災地を訪れました。現地に行けば、必ず何かを感じるであろうから、それまでは先入観を持たずに現地に入ろうと思いました。そして現地で所々に高く積み上げられたガレキの山や、津波で家屋が流された後に雑草が生い茂った荒涼たる風景を見ました。

 上の写真のような現場に身を置いて、これは私たちの心の中だと思いました。私たちは普段、表面上はきれいに取りつくろい、平和に暮らしていると思い込んでいますが、実は心の中はガレキだらけであったり荒涼としていたりするのだと思いました。

 このような心を人間の力で救うことはできません。表面的には再びきれいに整えることができるかもしれません。しかし、それはいつかまた崩れる、もろいものです。

 被災地の方々も被災地以外の方々も、まことの光に出会うことができるよう、そのための働きに、これまで以上にしっかりと取り組んでいかなければならないと思わされました。

 「あなたがたは何を求めているのですか。」
 「来なさい。そうすればわかります。」(ヨハネの福音書1章38,39節)

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