ユネイテッド・シネマ豊洲2006年10月10日 22時51分

 昨日、ユネイテッド・シネマ豊洲へ行き『出口のない海』(5回目)を見た。上映前に佐々部監督の舞台挨拶があり、チル友のTさん、Iさん、Hさんも来ていた。監督さん、お疲れ様でした。
 ユネイテッド・シネマ豊洲はオープンしたばかりの劇場で快適だった。まず座席のひじ掛けが隣の人との奪い合いにならないよう、ちゃんと2人分の広さがあるのが良かった。前方の席との距離も十分とってあり、私の足の長さなら伸ばしていられるのが楽で良かった。
 映像と音声はもちろん申し分なかった。主人公の並木が新しく開発された特殊兵器への搭乗を志願する意志表示としての二重丸を描くシーンで鉛筆のカリカリという乾いた音がハッキリと聞こえた。様々な思いを抱き熱い血が通う人間の指先からこのような乾いた音が冷たく発せられるという対照的なコントラストが、これからの主人公の運命を予告しているようだった。音響があまり良くない上映会場では味わえないものが味わえ、とても良かった。