物理学とは何だろうか2006年08月27日 23時25分

 詳細を省きますので、わけの分からない文章になると思いますが、お許しください。
 『物理学とは何だろうか』(岩波新書)はノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎先生の有名な著書です。「物理って何だろう?」は学生の頃から、いつもモヤモヤと思っていたことです。朝永先生のこの著書も学生の頃から何度も繰り返し読みましたが、物理学とは何者なのか、よく分かりませんでした。工学部出身の私にとっては、何となく分かるようで、でもやっぱりよく分からない存在でした。物理法則の数式を理解するとかしないとか、そういう話ではなくて、もっと哲学的なことを含んでいるらしいのですが、そこのところが、どうもよく分かりませんでした。
 それが最近、ああ、こういうことだったんだな、ということがようやく少し分かってきました。具体的には、私は固体材料の新たな塑性変形機構の解明に取り組んでいますが、自分がやっていることは、従来の塑性変形の概念では納まりきれないことだということに、薄々は気付き始めていたのです。
 さて、今朝は朝の5時ごろ、静岡の実家で目を覚ましました。起床予定時間にはまだ早かったので、新しいアイデアが出そうで出ない変形機構について、布団の中でまた考え始めました。そうしたら、なぜか今朝は大胆なヒントが天から与えられ、それを基に考察を進めた結果、新しい変形機構は、これまでの塑性変形とは全く異なる範疇に入れるべき物理現象であるという結論が得られました(もちろん、今の段階ではまだ私一人のアイデアに過ぎませんから、きちんと論文を書いて査読してもらう必要がありますが)。きょうの教会での礼拝では、ヒントを与えてくださった神様にずっと感謝していました。
 私の考察がたとえ間違っていたとしても(正しくあって欲しいですが)、新しい物理現象について考えたことで、ようやく「物理学とは何だろうか」が私なりに分かってきました。
(追記)
 後から読むと赤面してしまうような書き込みですが、自らを鼓舞するための書き込みとして消さずに残しておきます(8/28)