時間の荒野を放浪する私たち2014年09月06日 04時27分

 時間は人間の脳の中で組み立てられますから、時間が無いエデンの園にいたアダムが「善悪の知識の木」の実を食べたことで時間が有る世界に追放されたことは、人間がなぜ「流れる時間」の中で苦しんでいるのかを見事に描写していると思います。
 イエスを信じて永遠の命を与えられた者は、この「流れる時間」の苦悩からは既に解放されている筈なのですが、クリスチャンでさえ未だに苦しんでいます。これはモーセに率いられてエジプトから救い出されたイスラエルの民が、カナンに定住するまでの40年間を荒野の放浪で苦しんだ状況と似ているように見えます。十字架から二千年経った今、そろそろ「降り積もる時間」の中で安住すべき時が来ているのだと感じています。

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