あなたがたは帰って来なかった2011年06月25日 17時52分

 6月23日(木)の祈祷会説教の要約文(教会の週報用)です。

『あなたがたは帰って来なかった』…アモス版・放蕩息子の父親

【アモス4:1~13】

 ホセアの少し前の時代(760B.C.頃)にアモスが預言した北イスラエルのべテルは、王国が南北に分裂した時(931B.C.)に、民が南ユダのエルサレムの神殿に行かないよう、ヤロブアム1世が金の子牛を造って祭壇に置いた所である。これによりイスラエルの民は偶像礼拝を続け、長い間、神から離れていた。

 主はアモスを通じて同じ嘆きの言葉を、4章で5回も!繰り返している。

「それでも、あなたがたはわたしのもとに帰って来なかった」(6,8,9,10,11)

 本書の主はルカ15章で家出した弟息子の帰りを待ちわびる父親のようである。父親は、我に返った放蕩息子が戻って来た時、まだ家まで遠かったのに、彼を見つけた。父は息子のことを片時も忘れずに心配し、帰って来ることを願い、いつも遠くの方を見つめていた。

 「あなたがたは帰って来なかった」と何度も何度も繰り返す主は、それほどまでに私たちを深く愛してくださっている。

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