人はなぜ苦しむか2011年05月23日 09時59分

 今まで気付きませんでしたが、「人はなぜ精神的に悩み、苦しむのか」という問いに対して、私の立場からは実に簡単に答えられることに、本(下の参考図書)を読んでいて気付きました。

 【意識】が自分の中にあることを、ほとんどの人は気付いていると思います。この意識は創造主である神が与えたものですから、「意識が神から離れるから苦しいのだ」、これが答えです。

 つまり有神論の立場に立つなら、自分の意識が神に近ければ苦しみは少ないのです。もちろん実際問題としては、どうしたら意識を神に近づけられるかなど、難しい問題がいろいろとあると思います。でも理屈としては実に単純ではないでしょうか。
 無神論の立場から、物質的な脳からどのようにして意識という非物質的なものが生まれるのかを科学的に(脳科学や認知科学に基づいて)説明するのは大変に難しい問題で、「意識のハード・プロブレム」と呼ぶのだそうです。私からすれば出発点が間違っているだけの話ですが、面白そうなのでAmazonで何冊か【意識】の研究の入門本を何冊か注文して、これから勉強してみようと思います。

 【意識】は目に見えませんが、【意識】が存在することは誰でも知っています。
 【神】も目に見えませんが、【神】が存在することは誰でも知っているわけではありません。

 どうしたら人の【意識】が創造主である【神】に向くか、意識についての学びからヒントが得られると良いなと思っています。

参考図書
・アーヴィン・ラズロ『生ける宇宙』(吉田三知世・訳)日本教文社 2010
・リー・ストロベル『宇宙は神が造ったのか?』(峯岸麻子・訳)いのちのことば社 2009.

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