スンプ・シャロム2008年05月01日 07時29分


 週の前半は静岡にいました。東京に勤めるようになってからの13年間、静岡との往復は新幹線しか使ったことがありませんでしたが、この春の何往復かは高速バスを使い、今回は東海道線を使いました。車中では主として本を読み、時々車窓の風景を楽しみます。新幹線で忙しく実家との往復をしていた頃には見られなかった、のどかな風景に癒されます。
 今回の帰省時は、家族に予告した帰宅時間にまだ少し間があったため、駿府城址の駿府公園のベンチで1時間ほど聖書を読んで過ごしました。心地よい風が吹き渡り、けやきの新緑の若葉がさわさわと音を立てて揺れ、その気持ち良さにたっぷりと癒されました。
 この目の前の風景を携帯のカメラで撮り、私はここを「スンプ・シャロム」(駿府は平安)と名づけることにしました ^^

 「そこで、ギデオンはそこに主のために祭壇を築いて、これをアドナイ・シャロム(主は平安)と名づけた。」(士師記6章24節)

佐々部監督×粟田麗さん対談2008年05月04日 09時16分

 昨日は鎌倉で『夕凪の街 桜の国』の上記対談付きの上映会があったので行ってきました。複数のチル友さんたちとの鑑賞は久しぶりです。この映画はもう20回以上見ているので、もう見てもほとんど涙が出なくなっていますが、なぜか昨日は随所で涙が目からあふれました。多忙な仕事の現場を離れつつあり、心に少し余裕ができてきたためかもしれません。だとしたら、実に喜ぶべきことです。
 粟田麗さんはスクリーンの中の人とは別人のようでした。声のトーンも京ちゃんよりも低く、しっかりとした声でした。白魚のような美しい手が印象的でした。リハーサルでは粟田さんが実際にランドセルを背負って子役の小池里奈さんの役も彼女の眼前で演じて見せることで二人の雰囲気を刷り合わせると共に、小池さんの女優魂のスイッチを入れる役割も果たしたというような裏話を佐々部監督がたっぷりと聞かせてくれ、楽しい対談でした。
 佐々部監督のトークを久しぶりで聞きましたが、やっぱり闘う人なのだなということを再確認した日でした。

「心のきよい者は幸いです。その人は神を見るからです。」
(マタイの福音書5章8節)

コメント確認してなくてすみませんでした2008年05月07日 06時40分

 最近コメントの投稿がないなと思っていたら、書き込んだけど表示されないという指摘がありましたので調べてみたら、下記のようにアサブロ側が勝手に「チェック後公開」に設定を変更していたことが分かりました。設定変更されていたことを知らなかったので、チェックしていませんでした。コメントをくださった皆さん、どうもすみませんでした。
 今後ともコメントをよろしくお願いします。ただし私のここでのネームはS. KOJIMAですので、私の本名や職名などが書いてあるコメントは非公開にすることがありますので、悪しからずご了解ください。
 以下、アサブロからの4月4日付けのお知らせです。

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コメントの「即時公開」を希望される場合は管理画面より変更をお願いします ― 2008年04月04日 14時44分21秒

アサブロ管理画面の機能に不具合があったことが判明した為、修正を行いました。
その修正に伴いコメントに関して「受け付ける(即公開)」とされていた方もすべて「受け付ける(チェック後公開)」に変更されております。

コメントの「即時公開」を希望される場合は、大変お手数ではございますが管理画面より変更をお願い致します。変更方法は以下のページをご参照下さい。

>> アサブロ 基本設定の変更

ご利用の皆様にご不便をおかけいたしましたことを深くおわび申し上げます。

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5月31日に向けて2008年05月08日 06時49分


 5月31日(土)に広島で『夕凪の街 桜の国』の野外上映会があるので、参加予定です。映画にも登場した高速バスを予約しましたが、他のチル友さん2名も同じ号車のバスを予約したみたいです(笑)
 この日に向けて「平和」にこだわった読書をし、祈りを捧げ、心を整えて行きたく思っています。

 「平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。」 (マタイの福音書5章9節)

『相棒-劇場版』2008年05月11日 22時14分

 エンターテインメント映画なら、それらしくエンターテインメントに徹して欲しかったです。評判の映画『相棒』は私にとっては何とも後味の悪い映画でした。
 興行収入50億円突破が確実視されているようですが、4年前のあの事件が金儲けに利用されているようで気が滅入ります。

「まことに、主は、正しい者の道を知っておられる。
 しかし、悪者の道は滅びうせる。」(詩篇第1篇6節)

励みになるなあ2008年05月17日 14時02分

 学生時代の先輩が何年か前からテレビドラマの脚本を書いていて、そこそこ売れ始めているという話を2,3年前に同期との飲み会の時に聞きました。その後、そのことをすっかり忘れていましたが、NHKで放送中の夏川結衣さんが主演のドラマがガンガン予告を流していて、作者の名前を見たら先輩の名前だったので、ちょっとびっくりです。
 知っている人が頑張っているのは、何かすっごい励みになります。

 「その人は、水路のそばに植わった木のようだ。
 時が来ると実がなり、その葉は枯れない。
 その人は、何をしても栄える。」(詩篇第1篇3節)

励みになるなあ 22008年05月18日 06時34分

 きのうの日記の続きです。
 先輩作のドラマを見ました。連載の6回目でしたが、前の5回は一つしか見ていませんでした。毎週見ていなかったことを後悔しました。
 前回見た時は先輩の作と知らなかったのでいい加減に見ていましたが、今回はやはり真剣に見ちゃいました。
「あの先輩から何でこういうセリフが出てくるかなあ。きっと、いろいろなことがあったんだろうなあ」
という感じで楽しませたいただきました。
 いま私も退職前の最後の論文を楽しみ半分苦しみ半分で書いているので、とても励みになります。

「ダビデはアビガイルに言った。『きょう、あなたを私に会わせるために送ってくださったイスラエルの神、主がほめたたえられますように。』」
(サムエル記第一 25章32節)

ダビデの竪琴2008年05月23日 05時38分


 この電子顕微鏡ほど全国各地を旅した電顕はないでしょう。15年前に東京で生まれ、愛知に行き、広島に行き、茨城に行き、今は東京にありますが、来週には宮城に向けて搬出するために、解体作業が始まります。少々くたびれていますが、大事に使ったので、まだまだ現役で活躍できます。
 この電顕で私は自然の神秘を見せていただきました。そのことを神に感謝しています。
 ダビデは竪琴の名手だったそうで、琴をもって神を賛美しました。私もこのJEM-2010による電顕像をもって神を賛美します。

ダビデによる
「神よ。あなたに、私は新しい歌を歌い、十弦の琴をもってあなたに、
 ほめ歌を歌います。」(詩篇144篇9節)

『カーテンコール』2008年05月26日 19時57分

 NHKの大河ドラマ『篤姫』で13代将軍家定の側室役で鶴田真由さんが出演しています。佐々部監督の映画『カーテンコール』のことを思い出していたところですが、アフリカ開発会議の親善大使になったとのことで今朝のNHK『おはよう日本』のインタビュー特集に出ておられ、映画やドラマの中ではない一人の人としての鶴田さんを拝見して、がぜん好感度が高まり、『カーテンコール』のDVDをまた見てみたくなり、今見ているところです ^^
 まだ鶴田さんの出番にはなっていませんが、この『カーテンコール』もつくづく良い映画だなあと、いま思っているところです。
 『夕凪』にハマリすぎましたが、『カーテンコール』も本当にいいですね ^^

『カーテンコール』22008年05月27日 04時27分

 きのうの日記の続きです。
 久々にDVDで『カーテンコール』を見て、最後の鶴田真由さんの笑い泣きの場面では私もボロボロに泣いてしまいました。
 この映画にふさわしい聖書の一節と言えば、やはりルカの福音書の「放蕩息子の帰郷」のくだり(15章11~32節)でしょう。この映画のラストで美里(鶴田さん)は弟息子、兄息子、そして父親の3つの役を全て演じています。
 自分を捨てた父が赦せず頑なになって父に会おうとしない美里は兄息子、父に会いに済州島へ向かった美里は全てを赦す慈悲深い父親、そして父を赦さなかった自分もまた罪深い存在であることに気付き父のもとに帰っていった美里は弟息子です。安川修平もまた同様に弟息子、兄息子、父親の3つの要素を全て持っていると言えるでしょう。
 ヘンリ・ナウエンは著書『放蕩息子の帰郷』の中で自分を弟息子と兄息子に重ね合わせ、最後は父親を目指せなければならないと書いています。『カーテンコール』を久々で見てヘンリ・ナウエンの心の遍歴を思い出し、私たちもまた、ただ単に弟息子になるだけでなく、兄息子のような頑なな心を捨て、究極の愛を持つところの父親を目指さなければならないということを思わされたことでした。

「父は兄息子に言った。『おまえはいつも私といっしょにいる。私のものは、全部おまえのものだ。だがおまえの弟は、死んでいたのが生き返って来たのだ。いなくなっていたのが見つかったのだから、楽しんで喜ぶのは当然ではないか。』」
(ルカの福音書15章31,32節)