『転校生』 ― 2007年06月24日 05時41分

昨日が初日だった映画はいくつかありましたが、私はこの『転校生』を選びました。これは良かったです。たぶん、あと何回かは見にいくことになるでしょう。2回目は多分今日中に。2度、3度と見てもよいと思った映画は今年見た映画ではこの『転校生』が初めてです(試写で見た『夕凪の街 桜の国』を除いて)。私は映画は基本的に1日に1本しか見ないことに決めています。せめてその日一日は、その映画のことだけを思い返していたいからです。ですから何回も同じ映画を見れば、必然的に他の映画を見る機会が減ってしまいます。そうであっても、この『転校生』はあと何回も見てみたいです。
大林宣彦監督の尾道三部作は『時をかける少女』しか見ておらず、オリジナルの『転校生』は見ていません。ですから、前作との比較については全く分かりません。純粋に今回の作品を良いと思いました。
何がそんなに良かったのか。昨夜から考えていますが、まだ考えはまとまりません。いろいろな要素がちりばめられていて、それらのほとんどが良いのですが、しかし私は『武士の一分』のようなシンプルな映画をどちらかと言えば評価するほうだと思いますから、この映画が持つ多様性を評価したわけではないと思います。結局のところ、蓮佛美沙子という女優さんの魅力なのだろうと思います。
しかし彼女の魅力が一番の原因というのも不思議です。映画の最初のほうのシーンでは、私は彼女にあまり魅力を感じていなかったからです。あとでパンフレットを見て『犬神家の一族』と『バッテリー』にも出演していたことを知ったのですが、私は両方とも劇場で見たのに彼女のことは全然記憶に残っていませんでした。それほど私にとっては印象が薄かった彼女に映画が進行するにつれて次第に引き付けられ、映画が終わった頃にはすっかりファンになっていました。もっとかわいい女優さんは他にたくさんいると思いますから、それはつまり、この映画の中にも出てくる言葉で言えば、彼女のオデコがかわいいとかアゴの形が好きだとかではなく、もっと別のものではないかと思います。それが何なのか、あと何回か見ればわかるかもしれません。女性としての彼女ではなく、男性としての彼女に特に魅力を感じたこともヒントになりそうです。
私が見た夕方の回は客の入りがあまり良くありませんでした。もっと多くの観客が入るべき映画だと思いました。
コメント
_ イルカのおかげ ― 2007年06月24日 10時34分
_ S.KOJIMA ― 2007年06月25日 06時35分
イルカのおかげさん、お仕事お疲れ様です。
ぜひ『転校生』を早い機会に見に行って、感想を聞かせてください。
きょうの記事にも書きましたが私は遅れて来た映画ファンですので、小林聡美さんと言えば私にとっては『かもめ食堂』です。『転校生』のオリジナル版もできるだけ早くに見てみたく思います。
ぜひ『転校生』を早い機会に見に行って、感想を聞かせてください。
きょうの記事にも書きましたが私は遅れて来た映画ファンですので、小林聡美さんと言えば私にとっては『かもめ食堂』です。『転校生』のオリジナル版もできるだけ早くに見てみたく思います。









ホームページを見て我慢しています。
昨晩はホタル観察会、今日も仕事。
何時見に行けるかな?
『バッテリー』の時から『転校生』の事は気にしてました。
前回は小林聡美さんだったので蓮佛美沙子さんでは線が細いのではないかと思っていました。(役柄の所為かも)
何処かで「原田知世の再来か?」みたいなキャッチを見ました。
期待大です。