『あなたを忘れない』2007年01月28日 22時31分

 きょうの晩、川崎チネチッタで『あなたを忘れない』を見た。Yahoo!映画のユーザーレビューの総合点が1.49点。なかなかお目にかかれない低得点というか、1点台の前半なんて、こんな数字みたことない。
 それでも私はこの映画を見たかった。見る必要があると思っていた。2001年の1月、私は日韓プログラム第1期生の韓国人留学生の予備教育に全力で取り組んでおり、韓国が大好きになっていた。だから、私の心には新大久保の事故で命を落とした韓国人の青年「李秀賢(イ・スヒョン)」の名が深く刻まれた。そして、この事故は、私が敬愛するヴァイオリン奏者ジョン・チャヌさんの人生をも大きく変えるきっかけとなった出来事でもあったのだ。
 見終わっての感想は、「なんでこんな脚本を書くのだろう(怒)」だ。映画の冒頭で、「この映画は事実に基づいたフィクションです」という断り書きが出る。だから、事故の前日までの展開は、こういう話もありなのだと思う。しかし、事故の当日がいけない。彼は良いとして、なぜ彼女がそこでそうするのか?いくらフィクションとは言え、そこまで話を作り込む必要があるのか?事故後の彼女と彼女の母親のシーンを見て、一気に冷めてしまった。

 きのうの土曜日に見た映画『千の風になって』の感想と、大谷健太郎監督とのオフ会の報告はまた後日書きたく思います。大谷監督とのオフ会は大いに盛り上がり、楽しかったです。楽しすぎて、新宿ゴールデン街の店を出たのは朝の5時でした。午前の礼拝では教会の2階の席で半分寝てました(反省)。