新歓合宿の想い出 ― 2006年02月12日 01時17分
昨夜また大学の剣道部の同期と会う機会があった。
その時、我々の部の新入生歓迎合宿(新歓合宿)の時の話で盛り上がり、この、ちょっと通常では考えられない目茶苦茶な合宿のことを久々で思い出した。
新歓合宿の1日のスケジュールは、正確な時間は忘れたが、だいたい以下の通りだった。
6:00 起床
6:10~ 約1時間 ランニングと体操・トレーニング
9:30~ 約2時間 稽古(1年生はランニングと素振り・打ち込み)
14:00~ 約2時間 稽古(同上)
19:00~ 約1時間 素振り
20:00~ 約20分 ミーティング
22:00 消灯・就寝
朝・午前・午後・晩と1日に4回もしっかりと稽古やトレーニングをする、極めて真面目な合宿だった。しかし、稽古はそれだけではなかった。それは合宿最初の晩、早くも開始された。
午後10時、先輩の「明日は6時起床だから、早く寝ろ」ということで消灯になった。20分ぐらいして我々1年生が眠り始めた時、いきなり先輩から「起きろ、起きろ!」と言われてストームが始まった。ストームというのは、皆で肩を組んで円になり、足を上げながら
札幌農学校は蝦夷が島、熊が棲む
荒れ野に建てたる大校舎、コチャ
エルムの木陰で真理説く
コチャ、エー、コチャ、エー
札幌農学校は蝦夷が島、手稲山
夕焼け小焼けのするところ、コチャ
牧草肩敷き詩集読む
コチャ、エー、コチャ、エー
札幌農学校は蝦夷が島、クラーク氏
be ambitious boysと、コチャ
学府の基を残し行く
コチャ、エー、コチャ、エー
と、これを何回も何回も延々と繰り返し踊りながら歌うものだ。1年生にとっては何でこんなことをするのか、全く訳が分からなかった。これが終わると、「早く寝ろ」と言って先輩たちは去って行った。自分たちで起こしておきながら「早く寝ろ」もないものだが、とにかく皆ふたたび寝始めた。しかし、10分後ぐらいに、また「起きろ、起きろ」と3年生に起こされ、寮歌の指導が始まった。これは夜の12時近くまで続いた。これが、終わるとまた「早く寝ろ」と言って3年生は去って行った。やれやれ、これでやっと寝れると思ってウトウトしかけたところ、今度は2年生が我々1年生に「起きろ、起きろ」と起こしに来た。今度は一体何なんだと思っていたら、何と剣道部に代々伝わる伝統芸の指導をするというのだ。これが深夜の2時か3時頃まで続いた。3時に寝て、6時には起床してランニングだ。ランニングは近くの女子大の寮の周りをグルグル回りながら「起きろ、起きろ」の大合唱をした^^;
昼は剣道の稽古、夜は寮歌と芸の稽古という過酷な合宿は約1週間続いた。
若いとはいえ全く神仏を恐れぬ異様な合宿であった。なぜ剣道部にこのような伝統が生じたのかは謎だ。剣道に関しては極めて真面目に取り組み、しかし芸にも燃えていた奇妙なクラブであった。
☆「これは、知恵と訓戒とを学び、
悟りのことばを理解するためであり、
正義と公義と公正と、思慮ある訓戒を体得するためであり、
わきまえのない者に分別を与え、
若い者に知識と思慮を得させるためである。
主を恐れることは知識の初めである。
愚か者は知恵と訓戒をさげすむ。」
(箴言 第1章2-4,7節)
その時、我々の部の新入生歓迎合宿(新歓合宿)の時の話で盛り上がり、この、ちょっと通常では考えられない目茶苦茶な合宿のことを久々で思い出した。
新歓合宿の1日のスケジュールは、正確な時間は忘れたが、だいたい以下の通りだった。
6:00 起床
6:10~ 約1時間 ランニングと体操・トレーニング
9:30~ 約2時間 稽古(1年生はランニングと素振り・打ち込み)
14:00~ 約2時間 稽古(同上)
19:00~ 約1時間 素振り
20:00~ 約20分 ミーティング
22:00 消灯・就寝
朝・午前・午後・晩と1日に4回もしっかりと稽古やトレーニングをする、極めて真面目な合宿だった。しかし、稽古はそれだけではなかった。それは合宿最初の晩、早くも開始された。
午後10時、先輩の「明日は6時起床だから、早く寝ろ」ということで消灯になった。20分ぐらいして我々1年生が眠り始めた時、いきなり先輩から「起きろ、起きろ!」と言われてストームが始まった。ストームというのは、皆で肩を組んで円になり、足を上げながら
札幌農学校は蝦夷が島、熊が棲む
荒れ野に建てたる大校舎、コチャ
エルムの木陰で真理説く
コチャ、エー、コチャ、エー
札幌農学校は蝦夷が島、手稲山
夕焼け小焼けのするところ、コチャ
牧草肩敷き詩集読む
コチャ、エー、コチャ、エー
札幌農学校は蝦夷が島、クラーク氏
be ambitious boysと、コチャ
学府の基を残し行く
コチャ、エー、コチャ、エー
と、これを何回も何回も延々と繰り返し踊りながら歌うものだ。1年生にとっては何でこんなことをするのか、全く訳が分からなかった。これが終わると、「早く寝ろ」と言って先輩たちは去って行った。自分たちで起こしておきながら「早く寝ろ」もないものだが、とにかく皆ふたたび寝始めた。しかし、10分後ぐらいに、また「起きろ、起きろ」と3年生に起こされ、寮歌の指導が始まった。これは夜の12時近くまで続いた。これが、終わるとまた「早く寝ろ」と言って3年生は去って行った。やれやれ、これでやっと寝れると思ってウトウトしかけたところ、今度は2年生が我々1年生に「起きろ、起きろ」と起こしに来た。今度は一体何なんだと思っていたら、何と剣道部に代々伝わる伝統芸の指導をするというのだ。これが深夜の2時か3時頃まで続いた。3時に寝て、6時には起床してランニングだ。ランニングは近くの女子大の寮の周りをグルグル回りながら「起きろ、起きろ」の大合唱をした^^;
昼は剣道の稽古、夜は寮歌と芸の稽古という過酷な合宿は約1週間続いた。
若いとはいえ全く神仏を恐れぬ異様な合宿であった。なぜ剣道部にこのような伝統が生じたのかは謎だ。剣道に関しては極めて真面目に取り組み、しかし芸にも燃えていた奇妙なクラブであった。
☆「これは、知恵と訓戒とを学び、
悟りのことばを理解するためであり、
正義と公義と公正と、思慮ある訓戒を体得するためであり、
わきまえのない者に分別を与え、
若い者に知識と思慮を得させるためである。
主を恐れることは知識の初めである。
愚か者は知恵と訓戒をさげすむ。」
(箴言 第1章2-4,7節)
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